英語で幼児教育を行う理由 *ディレクターからの一言

皆さん、こんにちは。代表の的場です。

私は、自分の職業を人に話すと、「英語話せてすごいですね!」とよく言われるのですが、正直、全くすごくないと思うのです。

ラーナロットでは、子どもたちにどんな国の人とも世界共通語である英語を使いコミュニケーションを取れるようになってもらいたい、肌の色や宗教の違いを壁と感じず、お互いを理解・尊重し合えるグローバルマインドを育てるため、世界各国から講師を採用しています。

ラーナロットの講師と外国籍のお客様も入れると、私の周りには常に10ヶ国籍くらいの人が職場にいます。その中で英語が母国語の外国人は一握りで、そのほかの外国人はほぼ全員が3ヶ国語以上話せるのが当たり前です。かなりの割合で、母国語+英語+日本語+フランス語(もしくは隣接国の言語)が話せて、5ヶ国語以上出来る人もまぁまぁ普通にいるのです。そんな中にいると、日本語+英語の2ヶ国語が出来るのは最低レベルであり、きっとこれがグローバル社会のスタンダードなんだろうな、と想像しています。

そう言うと、もっと英語を勉強させなきゃ!!と焦る親御さんもいるかもしれませんが、そうではありません。私はアメリカに8年住んでいて現地企業で仕事もしていましたが、それでも最後まで知らない英単語や言い回しはあったし、全ての言語を完璧に操るなんて不可能だし、必要もないと思うのです。

グローバル化の波はどんどん拡大し、英語を話せてすごい!という時代はとうの昔に終わっています。

それよりも英語で何を話すのか、何が出来るのか。本当に大切なのは、つたない英語でも自分の言葉で伝えたいと思う気持ちと伝えようとする意欲や熱意、行動力です。英語の知識よりもまず先に、そういった人間力を育てる。それが、私が英語で幼児教育を行っている理由です。