It's your decision. 〜子どもを信じて任せる *ディレクターからの一言

皆さん、こんにちは。代表の的場です。

先日、"Most Likely to Succeed"の映画上映会を無事終えました。

この映画は、「人工知能(AI)やロボットが生活に浸透していく21世紀の子どもたちにとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマで作られたアメリカのドキュメンタリー映画で、親としても、とても考えさせられるものでした。私の力で日本の教育を変えることはできないけれど、自分の子育てやレッスンで少しでも変えていきたいと思えるヒントが沢山ありました。

映画の中で、先生が生徒に"It's your decision."(君の判断だ)と、生徒に決めさせる場面が印象的で、改めて『子どもを信じて任せる』ことを大切にしていきたいと感じました。

子どもがやっていることを、失敗すると分かっていながら、口出ししないで見守るのはとても難しいことです。大人から子どもへの言葉かけは、失敗しないようにするための「指示語」でいっぱいになりがちです。でも、ただ黙って言われた通りにし、何も自分で考えたり判断することなく過ごした子が、社会に出た途端に「さあ、決めてください」と言われたって、出来るわけがないのです。

TEDトーク「学校は創造性を殺しているのか?」で著名なケン・ロビンソンはこう話していました。

教育はガーデニングに似ている。植物は自分で育つ。花びらに色を塗ったり、根っこをねじ込んだりしなくても、適切な環境さえ作っていれば自分で育つ。


今回の上映会では、ラーナロットの卒業生の中学生2人が沢山のお客様を受付でお迎えしたり、時間通りに司会進行したり、自分の感想・意見を織り交ぜながら話をまとめたり、彼らの成長にとても良い機会になりました。

『とにかくやってみる。』出来た!という自信と、やってみて、次はもっとこうしよう!とか自分で気づくことで成長していく。

これからも、子ども自らが、自分自身を成長させていけるような環境やキッカケをどんどん作ってあげたいと思います。